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歯が溶けてしまう飲み物・食べ物って…?―浜松町・大門・芝公園の歯科医院 ヴィオラデンタルクリニック

2022年8月5日(金)

いよいよ夏本番ですね🌞
この時期、特に気を付けていただきたいのが「酸蝕」です。
酸蝕とは、酸性の強い物を連続して飲食することで、歯が溶けてしまう現象のことを言います。
飲食物の他にも胃酸の逆流(つわり・逆流性食道炎・拒食症)が挙げられます。
pH 5.5以下のものを摂取すると、お口の中が酸性に傾きます(普段のお口の中は6.5〜7.0で弱酸性から中性です。)

酸蝕がひどくなると、

冷たいものや熱いものがしみる・歯が一部透けて見える・歯の表面につやがない、歯の表面が小さくへこむ、詰め物やかぶせ物が外れやすくなる

などなど…
様々な症状が出てきます。

一時的に摂取する分には、唾液の働きにより、弱酸性に戻るので心配いりません。
ですが、連続して摂取すると、口腔内が常に酸性状態になるので歯が溶けだします。



https://www.hotetsu.com/s/doc/irai2015_2_15.pdf より参照

この夏も、炭酸飲料やスポーツドリンクをたくさん飲む機会が増えると思います。
熱中症にならない為にも、こまめな水分補給が大切ですが、酸性の強い飲み物を摂取するときに気をつけてほしいことがあります。

 

  1. 連続して飲むのを避ける
    こまめに飲んでいる間は、口腔内が酸性の状態が続いています。
    酸性の飲食物は、すぐ飲み切るか、大きく回数を分けて飲むようにしてください。
    こまめに飲むのは、水やお茶にしましょう🍵
  2. すぐに歯を磨かない
    酸性で弱っている歯にブラシを当てると、傷ついてしまいます⚡
    少なくても30分程は歯磨きを避けてくださいね。
  3. 食べた後は、お水やお茶を飲むまたは、ゆすぐ
    ドレッシングや柑橘類を食べた後は、お水や茶を飲んだり、ゆすいでお口の中を弱酸性から中性に整えましょう💧

以前、毎日2ℓのコーラを飲み続けて、歯が折れた人がいました。

極端な例ですが、このような事も起こり得ますので気をつけましょう!